意外と呆気なく長尾峠に到達した久留里。ここから本題のr737が分岐しているハズなのだが見あたらない。おかしいなと思って周囲を捜し回って見たところ、久留里は怪しい「隙間」を発見したのだった!!
やっと始まったr737のレポート本編。今回は北側区間の前編をお見せしよう。

6.見〜つけた

2008.4.26 11:26 [地図を表示] パッと見、微妙に空いた"隙間"の様にしか見えない空間だが、よく見ると道しるべの様なモノが見えるではないか!!
もしかして、これが探していたr737の起点か? いや、まさか……。

気になるので別アングルから確認してみると………。


キタ━━(˚∀˚)━━!!!!!!
大当たり!!!!!

これは確かに気付かんわ。この方向から見れば、r737どころか“隙間”の存在すら分からない。オマケにYahoo!の地図も国土地理院の地図でも、分岐の位置が微妙にずれてるし、GoogleMapにおいては道すら描いていないという有様だ。前のページで久留里が杉林の「▲」部分が分岐点(か?)と思ったのは、国土地理院の地図のトリックに惑わされてしまったせいだろう。一方的に地図のせいにするのもアレだけど。

決め手となったのは、入ってすぐの所にある道しるべにあった。そこには
仙石原 75分 湖尻水門 55分
と書いてある。
「仙石原」も「湖尻水門」もr737の経由地点でもある事、他に道と言える道が存在しない事、事前調査では廃道ではない事から、ここがr737の起点であることが確定した。

前置きがだいぶ長くなったが、これより本題のr737のレポートを開始する。

7.いきなりハイクヲリティ

早速だが……。

ハナっからコレっすかw
いきなり石段ならぬコンクリ段があるのはさておき、その先の道が非常に怪しい。本当に仙石原まで行けるのだろうか?
どう見ても登山道です。本当にありがとうございました。

自転車を担いでコンクリ段を下る途中に、こんなモノを発見。おそらくr736を走ってたドライバーが投げ捨てたものだろうが、随分と年代物だ。山間部でゴミの不法投棄を見ると非常にウンザリするものだが、この空き缶は某秋田からやって来た廃道探検家のために敢えてこのままにしておこう。

コンクリ段を下り終えると、その先はシングルトラックが続いていた。道幅は自転車基準で0.8車線であり、対向車どころか対向との離合も難しい。道そのものは意外と良さそうなのだが、路肩スレスレの所を通っているのでうっかりバランスを崩せば谷間へダイヴしかねない。路面は多少石がゴロゴロ転がっているものの、うまくラインを読めば何とか回避出来る。

来た道を振り返る。先日の雨の影響か路面が湿っており、泥がタイヤに食い込んでさっきからズルズル滑る。

……………。
一気に下ろうと思うたら、木の枝がプスっと刺さってしまった。

「帰れ」って意味ですか?
すまんが先を行かせて貰いますよ。

枝を谷底へ放り捨て、石と枝に注意しながら下っていくと、排水溝らしきモノが現れた。
これは箱根町が設置した水切りと呼ばれるモノで、路面が川になるのを防いでくれる有り難いものだ。林道では結構見かけるが、登山道…いや、県道で見たのは初めてだ。
久留里も土砂を取り除こうと思ったのだが、既に取り除かれていたのでそのまま行くことにした。

路面は酷いが、そこそこ整備されているという辺りは、流石は腐っても県道…………あれ? 県道なら箱根町でなくて神奈川県が整備するべきでFA? まぁええか。

はじめはほぼ平坦な道で始まったr737だが、すぐに下り坂に転じた。水切りを超えるとついに本格的なダウンヒルが始まった。まず現れたのは階段。

一気に下りたい所だが、初めて通る道なのでここは担いで下る事にした。段差が中途半端に高い上、一段一段がかなり抉れているので、下手に乗って降りようとすれば久留里の技量では頭からズッコケるのが目に見えている。

11:38 [だいたいの現在地] 階段ゾーンを過ぎ、杉の植林地の中へ。勾配は走れる程度に緩和したもの、それでもテラ急勾配で下り続ける。

写真の場所は、おそらく雨の日は川になるのだろう。道はだいぶ削られており、あちこちで根っこが露出している。これが地味に厄介だ。

同じ場所を下から撮影。少し進んだだけでこれだけ下ってしまった。
写真ではあまり実感がわかないだろうが、実際はとんでもない壁坂であり、注意して進まないとあっと言う間に谷底へダイヴとなる。まぁ、ゴルフ場の分岐点までショートカットしたいのなら、そのままダイヴした方が良いかも知れんが。

知らぬ間にr737は尾根のてっぺんから少しオフセットした所をトレースしており、尚もガンガン下っていく。長尾峠から突っ込んだのは正解だった。

やがて根っこゾーンが現れた。早速何本かの根っこ達が谷底へとガイドしている。こういう所はゆっくり進むよりも一気にかっ飛ばしてしまった方が良かったりする。しかし、あまり調子に乗ると谷底へ(ry

植林地から一旦外れて視界が開けたが、ここぞとばかりに背を伸ばした笹藪に両サイドを塞がれてしまった。しかもここはクランクカーブというトラップが仕組まれており、質が悪い。見通しの事を考えれば杉林の中に居た方がマシら?

自転車の通行は全く考慮されていないのでカーブもキツいので、跨ったままズルズル歩いてクリアする。

ずーるずーる。

再び杉の植林地の中へ。三次元クランクカーブなどのトラップを次々とクリアしていくと、突然路面状況が良くなった。よっしゃ! このまま一気に下れる!!
道幅は広いのでシングルトラックとは言えないが、路面が乾いているのは有り難い。湿った土はタイヤが目詰まりするので危ないったりゃありゃしない。純正の安物タイヤでこんな所を走っている方が間違っているのかも知れないけど……。

11:53 [だいたいの現在地] しばらく走っていると久しぶりに道しるべが現れた。非常に綺麗なので最近設置されたものだろう。今のところ誰ともすれ違ってはいないが、この険道の需要はそれなりにあるようだ。

写真では見事にホワイトアウトしているが、杉林の向こうはr736の路上でも見えたゴルフ場。かなり山深い所に入ってしまったと思ったのだが、実際はそうでもないので、一人で山中に居る時の恐怖感はそれほど無い。

北側区間は、地図が正しければ写真に写っているゴルフ場の外周道路に接続する予定である。しかし、今の標高差ではゴルフ場への合流はまだまだ先になりそう。


北側区間はまだまだ続く。

—神奈川険道737号線〜裏箱根〜—その3
ひまわりデザイン研究所