神奈川
険 道
710号線
#005
2007.03.10 走行
その7(最終回)

丹沢湖ビジターセンターにて再開したr710の車道区間。そこを湖岸に沿って走ると、神縄隧道のある交差点にぶつかった。

r710秦野峠レポート最終回、左手に延びる怪しげな道の行く先は……?

12 ネ申降臨

15:42 [地図を表示]
勝手に心霊スポットにされ、夜な夜な肝試し大会が行われていそうな神縄隧道。よく見ると傾斜の急な片勾配の隧道であることが分かる。これちょっと、無理があるのでFA?


苔に覆われ、不気味な表情を浮かべる神縄隧道北側ポータル。あまり陽が当たらないせいか、隧道の北側のポータルというものは何処も不気味である。肝試し厨が沸いても不思議でない。

これはこれで興味深い神縄隧道だが、久留里はこっちに用は無い。
用があるのは、

こっち。

まさかとは思うててんねけど、やっぱりアレやってんか。
チェーンゲートをまたぎ、坂を登り、おそるおそるアレに近づく。


では改めて。


キタ━━(°∀°)━━!!!!!!!!!


さらにキター!!!!
ダブル…いや、
トリプル"ネ申"!!!!

隧道の前でハイテンションの久留里。もう毎度のことだが……。


神縄隧道に対する旧隧道なので、名称も同じ「神縄隧道」だと思ったのだが、この隧道の名前は「三神隧道」だ。久留里はこのレポを書くまでずっと「二神隧道」だと思っていたのだが、よーく扁額を見ると一文字目は「三」であった。
ちょっとだけ調べてみると、この隧道の周辺には道祖神がぎょうさん居てはるとのこと。正月よりクリスマスの方が忙しい人にとっては「神様」がぎょうさん居てはる時点で「?」なのだが、ここは地名にもなるほど神様だらけのとこらしい。
尚、「三神」の読みは「さんしん」のようだ。

扁額が右書きではないので、竣工はそれほど古いというワケではなさそうだ。仮に1955年(昭和30年)竣工だとすると、現道の神縄隧道が1977年(昭和52年)竣工(険道と標識より)なので使われていた期間はわずか22年となる。

ほな、中入ってみまひょか。

隧道内部の様子。道幅は1.5車線規格で、昔のクルマだったらすれ違いも可能だったかも知れない。内部はコンクリート造りで、廃されてから相当年月が経っているのか、内壁は歪み、あちこちに罅(ひび)が入っている。漏水は激しくはないものの、確実に崩壊への道を歩んでいることがハッキリと分かる。


三神隧道を抜ける。隧道は短く、延長は100m程度と思われる。
南側のポータルはパッと見ぃ大丈夫そうに見えるが、向かって右側の大きな亀裂をはじめこちらもあちこちに罅が入っており非常に危険な状態だ。


丹沢湖方面から隧道を抜けると、道がいきなり途切れている様に見える。よもや真下をくぐる現場に寸断され、引き返さなあかんかなと思たら、ちゃんと道はあった。
どうやら三神隧道廃止後に作業用通路として設けたようだ。


付け替えられた(と思われる)作業道の線形はクランク状になっている。写真の奥に写っているのは神縄隧道の南側ポータルで、その真上が↑の写真の場所である。高度の差が北側と南側で異なり、三神隧道自体に勾配は無いので、如何に神縄隧道の勾配がきつかが良う分かる。
ちなみに今久留里が立っている橋の名前は「えばたけ1号橋」。廃道なのにご丁寧に扁額まで付いている。


えばたけ2号・1号橋で道路を渡ると、今度は「みょうが平橋」で沢を渡る。路面は土砂に埋もれており、大雨の時に「川」となった形跡まである。路面にはイノシシの親子と思われる動物の足跡が見られ、マニア以外にも需要があるようだ。(マウスの矢印を写真の上にのせると表示されます)

ちゅうか、イノシシと鉢合わせせんで良かったわ(((°Д°)))ガクガクブルブル


放置プレイ全開の廃道は、山林に突っ込んで急勾配のヘアピンで現道に接近する。路面には苔が生えており、秦野峠林道の要領で猛スピードで突っ込もうもんなら、確実に遠い遠い世界へ逝ける可能性・大である。
ここは慎重に坂を下る。後輪が滑った折には冷や汗をかいた。


現道が見えてきた。現道が近づくにつれ路肩の不法投棄も目立つようになる。この旧道がチェーンゲートで塞がれているのも無理がない。


旧道は坂を下り終えて現道と合流する。詳しくは次の写真でするが、この合流地点もヘアピンだったようで、それをぶった切るかのように現道は終点めがけて真っ直ぐに降りている。向こうに見えるのは久留里の山ちゃりデビューを飾ったあのr76であり、r710の終点である。


同じく分岐点。2枚↑の写真にも写っていたが、ここはちょうど現道と旧道が直交する格好となっている。もともと狭い旧道はr76→神縄隧道方向の一方通行化されており、こちらからは進入出来ない。現道も結構厳しい線形を描いているが、一通化しても違和感あれへんほど狭うてぐねぐねしている旧道と比べたらまだマシである。
ここで左折して現道の坂を一気に下る。


r710は呆気なく終点に到達。ここでr76と合流する。r76ももの凄い急坂であり、丹沢湖方面(写真の方向)に登れば神尾田隧道が口を開けている。
r76は中央分離帯があるため、ここからは清水橋・R246方面へしか行けず、丹沢湖・中川温泉方面へは行けない。ではどないして行けば良いのか?答えは簡単、神縄隧道手前の交差点から湖岸に沿って走れば良いのだ。


16:04 [地図を表示]
r76に合流し、久留里はR246方面を目指す。坂を下っていると、反対側車線のr710分岐点があるのを確認した。1年前はここをヒーヒー言いながら登った区間だ。青看にはただ単に「玄倉」としか書いておらず、その先の「秦野峠」や「寄」といった地名は書かれていない。それどころか、ヘキサすら無いので見方によってはただの町道にしか見えない。
ほんまに、r710の存在価値って一体なんなんやろ……。

結局、今回も読者さん置いてけぼりの独走レポートとなってしまったが、以上がr710(車道区間)とその迂回路である秦野峠林道の全てである。おそらく、この時のツーリング調査が不十分だったからだろう。
ともあれ、何時になるかは分からないが、次回秦野峠のレポートをする機会があれば、真のr710も完全に攻略して、あれこれ調べた上で再びレポートしたい。

その後、道の駅山北で一息ついた久留里はお土産を買って清水橋交差点からR246経由で帰る………………ハズだった。