神奈川
険 道
710号線
#005
2007.03.10 走行
その4

いよいよ秦野峠林道に足を踏み入れた久留里。残念ながら真のr710の分岐点を見逃してしまい探索は適わなかった。しかし、県道とおぼしき分岐点を「おんばく沢」付近で見付けた久留里は、「次回探索しよう」と自分自身に約束をして峠を目指す。

はじめは比較的緩い登り勾配でだらだらと上っていた秦野峠林道だが、4km地点を過ぎたあたりから急に坂がきつくなりはじめた。峠まで残り2km、果たして久留里は登頂出来るのか?!

8 ラスト・スパート

13:01 [地図を表示]
秦野峠林道に進入して早くも1時間ちょっと経過した。写真を撮りつつ、こまめに給水をしつつ、久留里はゆっくりと坂を上っていく。1年前と比べて、脚力は増大したと思っている久留里だが、体重まで増大してしもたので、ヒーヒー言いながらの登坂は犬越路以来変わらない。


盛り土の向こうにV字の切れ込みをとらえた。おそらくあそこが秦野峠だろう。
入口の案内図によると、秦野峠は6kmポイントの手前にあるという。銀龍号と久留里は少しずつだが確実に峠に近づいている。


勾配は推定10%前後を維持している。しかし、道幅は起点よりも広いので、クルマとのすれ違いも無問題(モーマンタイ)
(実は2台の作業車とすれ違っていたりするが…。)


5km地点を過ぎて、あらか沢橋を渡る。あらか沢は最近になって治山工事が行われた模様で、砂防ダムのコンクリートは白く輝いて見える。いっちゃん手前の装飾(?)は木製で、少しでも違和感を無くそうとした努力が伺える。
因みに表面に木製の装飾がなされているのは、神奈川県の砂防ダムの特徴でもある。


峠まで残り1kmを割った。あらか沢橋を渡り、カーブを曲がると切り通しが現れた。久留里の記憶が正しければ、切り通しはここが初めてである。地図を見ると、林道は等高線を串刺しにする様な線形を描いている。この先、更に勾配がきっつくなりそうだ。


標高が高くなればまわりの景色も変わってくる。
画面中央にポツンと見える白い物体は、おそらく2km〜3km地点だと思われる。一気に登ったんやなぁ。


峠まであと一息。林道はもう一つの切り通しを左にカーブする。登り勾配が徐々に緩んでいき、下りに転じた。
この切り通しこそが「秦野峠」だが、それを指し示す構造物は一切無い。まぁ、中途半端な場所さかい、しゃぁないか。


13:40 [地図を表示]
「峠」を過ぎた所で「秦野峠」に到達した。林道の起点からここまで2時間を要した。
峠周辺の写真を撮るのを忘れてしまったのだが、ここはちょっとした広場となっており、写真の様な記念碑が置かれている。


空が晴れてきたので、先ほどの切り通しをもう一度撮影。道路がプッツリ消えているように見える所が本当の峠である。
真のr710が越えている"ハズ"の本来の秦野峠は、ここから北に1kmほど離れた所にある。


改めて峠から表丹沢を俯瞰する。丹沢の春は遅く、麓は3月にも関わらず桜が咲いていたのに、こちらはまだまだ真冬の景色である。


秦野峠の記念碑の隣には鎮魂碑もひっそりと立っている。この林道に限ったことではないが、山での仕事が如何に危険で過酷であることをこの鎮魂碑が物語る。


鎮魂碑の奥に見えるのは、秦野峠から分岐する虫沢林道だ。そう、3km〜4km地点の区間で見たあの道筋がそれである。秦野峠よりも更に高い所を通る林道で、登山地図見る限り、行き止まり式の林道のようだ。

記念碑のある高台から西側を俯瞰する。画面中央やや左よりに見えるぐねぐねした道は秦野峠林道だ。起点から峠までは足柄上郡松田町であったが、峠から先は足柄上郡山北町となる。

実はこの広場で2人のハイカーさんにお会いしている。この先、もう一つ峠があるとのことである。勾配は今さっき登った区間と同程度だろうという情報をゲットした。おおきにすんまへん。



休憩を済ませ、秦野峠林道はいよいよ中盤戦に突入する。
果たして、2つめの峠は無事に越える事が出来るのか?!