神奈川
険 道
76号線
#001
2006.04.30〜05.01 走行
その10

一日目の行程を何とか終わらせられた久留里。第一の目的である「犬越路隧道攻略」をクリアしたものの、2つの「宿題」が出来てしまった。

1つめはミスコースで走れなかった区間について
今回の山ちゃりの第二目的は「r76車輌走行区間の走破」であり、ミスコースで走れなかった「音久和(おんぐわ)集落の分岐〜青根集落」の区間を走行したい。これは、昨日間違えて走った道を国道側から走り、例の分岐から正しい区間を走行することにした。
2つめは神ノ川林道の謎の解明
最後の難しいゲートを突破したは良いものの、ゲートから青根に至るまでr76のヘキサ(県道標識)を確認しておらず、何故か「神ノ川林道」と書かれた標識や看板を目にした。何故だ?答えは何処かにあるはずなので、1つめの宿題を済ませてから調べたい。

宿で身体をフル充電した久留里。一緒にフル充電した携帯をポケットに入れ、第三ステージがいよいよ始まる!!

25 宿

06.04.30 16:34
一旦神奈川県を離れ、山梨県道志村の宿に到着。チェックインを済ませ(特に何もしていないが)、部屋に案内された。


荷物を下ろし、お風呂で汗を流す。
お風呂から上がり、再び店に行ってみると、表の駐車場ではドデカイ川魚が!
巨大な岩魚や山女魚を釣ってきたおじさん2人は、50cmはあろう巨大な岩魚を見せてくれた。獲れたばかりなので、地元のスーパーのものとは鮮度が違う。(流石にもう生きてはいないが。)


これらの魚は、この店がお買い上げ。勿論唯一の宿泊客である久留里は、これらの魚を食すことが出来た。
夕飯はとても豪華で、特に「山女魚の刺身」が美味しかった。茅ヶ崎も魚が獲れるが、川魚の刺身はまず食べられない。

翌朝、「食事の時間です」という声で目覚めた久留里。朝食は何と「昨日のメニュー」+納豆だった!!何て豪華なんだ。
フル充電を済ませ、いよいよ宿を出発。

26 分岐

06.05.01 08:37 [地図を表示]
宿を出発し、両国橋を渡ると神奈川県に戻った。R413を東進し、昨日間違えて走った市道との交差点に行く。
短い区間だったが、山梨県も久留里の自転車活動範囲に追加された。

これが市道との分岐。山梨側を向いて撮影。画面左上の黒い影は久留里の手袋である。
写真では解りづらいが、R413は山梨へ向かって下り坂、市道は急な上り坂となっている。こうして見ていると、市道はR413の旧道のように見える。
昨日はこの市道を猛スピードで降りた。それ位急な坂だったので、朝からいきなり登るのはちょっとしんどい。


市道から山を撮る。この界隈は山々に囲われている。パッと見ぃおんなし景色にみえて飽きそうだが、見る角度などで姿が変わるので、見ていて飽きない。
これを撮った地点で、山梨の方向を見る。昨日泊まった宿が、向こうにポツンと佇んでいるのが見える。


坂を登り詰めると、分岐が現れた。そう、ここが昨日間違えて進んだ分岐だ。
マウスカーソルを写真の上にのしてみよう。パッと見ぃどれが県道でどれが市道か分からない。


昨日通った向きから撮影。左が市道で右が県道。どちらも1.5車線の狭い道だが、市道の方はうっすらと停止線が引かれており、また、マウスカーソルをのしてみると分かるが、舗装の境目がはっきりと見えるのが分かる。


ほいで、こちらが県道側である。くどいようだが、これでも県道であり、主要地方道である。


本当にやる気あるのかどうか分からないが、r76はひょろひょろと身をくねらせて青根を目指す。やがて音久和集落が途切れると、再び山道となった。県道というより、林道という印象だ。

へ?!
「林道のようだ」と思たらこんな標柱を発見!!
地図では、この道は主要地方道を示す緑の線で描かれている。何でやねん?!

途中、何度か杉林の中に入った。青根は林業が主体なのか、明らかに植林された杉の木だった。ここで、1台のトラックとすれ違う。朝の平日のためか、交通量は少ない。


坂を下り、沢を渡ると分岐が現れた。気が付けば路側帯が消えている。で、どっちもおんなし様に見える。下り坂である左に行って間違うたら戻るのが面倒なので、上り坂である右に行ってみることにした。


右の1車線の道を上ると、上青根(かみあおね)集落が現れた。そして、すぐに次の分岐が。これはどっちが県道か分からない。


反対側から見ると、お手製の看板を発見した。
ここにも何故か「神之川林道」と書いてある。地元の中学生にとって、r76は林道に見えるのだろう。

この看板によると、右の道(看板では左)が行き止まりのようだ。いやぁ、ホンマ助かったわ、めっさおおきに。


カエルはん


中学生にまで林道と思われているr76。路面状況は御覧の通り。犬越路林道よりも狭い。
誰や、ここを主要地方道に指定した輩は。


27 起点

06.05.01 09:08 [地図を表示]
カーブをひとつ曲がると、何処からか歌声が聞こえる。

そこは中学校だった。
実は昨日青根集落に到達した時、崖下からこの建物を確認していたのだが、それが中学校だとは思わなんだ。
ここは相模原市立青根中学校。それにしてもえらい立派な校舎である。モダンな洋館を思わせる建物はとってもお洒落で、まわりの景色にもマッチしている。すてきだ。しかも、プラネタリウムまである(画面右)!!


合併したのが今年(2006年)なので、この校舎は津久井町時代に建てられたものである。そういえば、久留里が通うてた町立中学校は鉄筋コンクリート4階建てで、冷暖房完備だった。 「町」は「市」よりも学校の数が少ないので、それだけお金が掛けられるのか?
※久留里が通うてた中学校は、自衛隊の騒音対策として冷暖房が設置されたらしい。「真夏に窓閉めても授業が出来るように」と。

校舎を少しの間見学し、再びバイクにまたがる。S字カーブを描きながら坂を下ると、いよいよ青根集落に到達する。
そして…………、

警告Foooo!!
思わぬトコで見覚えのある看板を発見した。そう、犬越路・神ノ川林道のゲートにあったものと同じものだ。上の看板にはちゃんと、「山北方面への通り抜けはできません」と書いてある。r76は山北藤野線という名前だが、途中が登山道で通れない旨を、ここでもハッキリと明記してある。


驚くのはこれだけではない。画面右に何かあるので、拡大してみた↓

新事実Foooo!!
まさかとは思っていたが、神ノ川ゲートからここまでは、実は林道との重複だったという事実が発覚した。「県道に林道が重複している」というよりは「林道に県道が重複している」という感じであったが、道中、一度もヘキサが現れず、代わりに「神ノ川林道」という文字が見られた理由が分かった。


分かったのは良いが、「県道>林道」という式が常に成り立つとは限らない事を、今知った。
どうでもええが、林道の幅員4.0mというのは平均値のような気ぃする。どう見たって1車線しかない区間があったし、ゲート閉鎖区間は落石や落岩で半分塞がっている箇所がある。その前に路肩がやにこいので、対向車が来ても端に寄るのはおっかない。

看板の前で1人ではしゃいでいると、上の方から子どもたちが大声で何か言っているのに気付いた。気になったので看板のすぐ脇から出ている坂を登ると……

おお!!
テレビドラマでよく見る、「田舎の学校」がそこにはあった。
今日は月曜日なので、今は授業中なのだろう。下で聞こえた大きな声は、どうやら国語の授業のようで、教科書の文を大きな声で音読し、1人の児童が向こうの朝礼台でチェックし、それを順番に繰り返す。外にいたのは5人ほどの児童だったが、おそらくこれが全学年なのだろう。

久留里も確かに田舎育ちだが、住宅街に住んでいたので小学校は鉄筋コンクリート4階建てで、200mトラックと25mプールがあり、故障していて使えなかったものの、冷暖房もある、町内で一番大きい小学校だった。「田舎の学校」というよりは「住宅街の学校」という感であり、田舎ならではの風情は全くなかった。


素晴らしく美しい木造校舎。惜しむらくは窓が銀色のアルミサッシであること。少しお金が掛かってもブロンズ色のアルミサッシの方が良かったと思う。
ここも町立から市立へと代わったが、いつまでもこの美しい校舎が残り続けることを切に願う。

県道に戻り、進行方向に目をやると、青根の出張所が見える。
だいぶ年季の入った建物だが、「相模原市役所 青根出張所」というステンレスの切り抜き文字が何やら不釣り合い。「津久井町役場 青根支所」と書いてあった跡もまだ残っている。
確かにここは相模原市だが、「相模原市」という感じはせず、やはりここは「津久井町」である。政令指定都市になったら、是非「津久井区」を設置して貰いたい→相模原市


坂を更に降りると、R413旧道のループにぶつかり、いよいよ神ノ川ヒュッテ〜青根間の完走を果たす。
写真を取り忘れたが、R413旧道との合流点にはちゃんとヘキサが設けられている。が、誰もそこが県道だとは思っていないだろう。

青根の交差点。ずーっと忘れられていたr76だが、青看にはしっかりとr76のヘキサが描かれていた。
r76はR413とわずかに重複したあと、今度は藤野町に入り、終点のR20日連(ひづれ)橋交差点を目指す。


次回はいよいよ最終回。最後の区間は一気にお見せします。